臨時休校の小中高生にオススメしたい映画・ドラマときどき本

突然の臨時休校で、持て余した時間で読書をしてみませんか? 映画やドラマを見てみませんか? 学年別にオススメ映画・ドラマ・本を載せていきます! 参考にしてください。

《全学年向け・マンガ》個性のぶつかりあい?

本日のオススメは、コミックス『スラムダンク

SLAM DUNK 新装再編版 コミックセット


今の30代くらいの人たちの多くがかつて夢中になって読んでいたマンガです。

ご紹介くださるのは、二回目の登場一木綾さんです!!

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

漫画「スラムダンク
バスケットボール🏀に青春をかける高校生の群像劇。というとなんかちょっとちがうな。
個性のぶつかり合い、自身の中での葛藤…
そして安西先生

黒子のバスケしか読んだことがない中高生にはぜひ読んでほしい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

これを見てバスケットボールを始めたって人もいれば、これを読んで学校の先生になったって人もいる。

多くの人の心を掴んだ、このコミックス。

あなたもきっと、夢中になるはず。

《全学年向け・ドラマ》東京オリンピックいま・むかし

 東京オリンピックが延期になりそうですね。

 楽しみにしていた人も多いのでは? 

 

 東京オリンピックといえば、昨年の大河ドラマ『いだてん』は見てた?

大河ドラマ いだてん 完全版 ブルーレイBOX1 全4枚

 大河ドラマは、NHKが1年という壮大なスケールで放送している、史実に基づいた歴史ドラマです。制作費も他のドラマとはケタ違いに莫大だから、出演者も豪華だし、演出も豪快です。優れたエンターテインメントでもあるし、学習材でもあります。

 どの作品を見ても面白いのだけれど、歴代の大河ドラマであり得ないくらいの低視聴率を記録した「いだてん」を、オススメしてくださった方がいらっしゃいます!

 まずは、推薦者の方のコメントを引用しますね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『いだてん』を、大人から子供まで視てほしい。体育の歴史、政治とスポーツの関係、意思決定とどうにもならない現実など、学ぶところが多過ぎじゃんねえ。
 #いだてん #Eテレで再放送してほしい

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 ハッシュタグまで付けていただいて、短いながらも気合いの入ったご推薦文です!


 この「いだてん」、低視聴率だったのだけれど、実はとても面白い作品だったの。たぶんね、低視聴率だったのは、大河ドラマの歴代の視聴者さんと、「いだてん」の相性が悪かっただけだと思うの。この作品はね、宮藤官九郎さんというスゴ腕が脚本を執筆されました。

 宮藤官九郎さん(略してクドカン)作品は、テンポが速くて、ちょっと悪ふざけも入ってて、コメディの要素もふんだんにあって・・・という特徴を持っていて、歴代の「重厚な」大河ドラマのイメージとはちょっと趣が違ったんだー。

 今まで大河ドラマを見ていなかったであろう小中高生にこそ、見て欲しいドラマです!

《全学年向け・映画》カッコイイ大人!ドロボウさんだけど。笑

数日間、ちょっと重たいご紹介が続いたので、今日は軽めに。

アニメ映画のご紹介です!

ルパン三世カリオストロの城

ルパン三世 カリオストロの城 [DVD]

意外に思う人もいるかもしれないけれど・・・
実はルパン三世って、宮崎駿作品なんですよー。知ってました??
これも、スタジオジブリですっ

推薦してくださった方からのコメントは、次のとおり。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

子供の頃、この映画を見て、大人って小粋でかっこいいなぁ✨って思った。
登場人物がみんなそれぞれ素敵。伯爵以外(笑)
憧れの大人の存在って、子供の成長に欠かせない。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

二日前の紹介文では、「カッコイイ大人が日本にはいない」っていう高校生の嘆きがあったけれど、あらら! カッコイイ大人、ここに居た!!みたい。笑


 

《高校生向け・本》漱石からあなたへ。

昨日のオキタさんのことばは、強烈でしたね。
「まずはお前が輝け!」
目を輝かせて生きていきたいと思うけれど、現実はそう簡単ではなくて・・・。


そんなふうに思った人も多いんじゃないかな?

明治時代の文豪・夏目漱石だってすごくすごく悩みながら生きた。
文豪として100年以上も名を馳せ、高校国語の教科書にもその作品が必ず採択されている夏目漱石
きっとキラキラ目を輝かせて、誰もが羨む人生を歩んだんだろうなって思ってない?
そんなことないよ。漱石は、とても悩み多き人生を過ごしたの。
そんな漱石さんと、本を通じて対話してみませんか?

今日のオススメ本は、夏目漱石『私の個人主義です。

私の個人主義 (講談社学術文庫)

推薦してくださったのは、山梨県の高校で国語を教えていらっしゃる上原雅志先生です。上原先生からのコメントは、次のとおり。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「努力」は尊いものですが、「努力」そのものを他人に求めたり、自分に課したりするのは、なかなか大変なことです。得たいのは、努力を後押ししてくれる「力」です。それは、きっと夢とかあこがれのようなものだと思います。人を迷いや苦しみから救い出すのは、何かしら自分を惹きつけてやまないものとの出会い、その出会いの価値に対する確信です。「私の個人主義」は漱石自身の若い時代の体験に基づいて、学生向けに語られた講演内容です。漱石の苦悩と「自己本位」に至る克服とが、真率に語られています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

《高校生向け・本》まずは、おまえが輝け!

昨日は、『君たちはどう生きるか』をご紹介しました。
読書や映画鑑賞は、ときにものの見方や価値観をガラッと変えてくれるものです。
今日は、「企業再生のプロフェッショナル」として経済界では有名なオキタリュウイチさんが、人生を変えてくれる珠玉の数冊を紹介してくださいます。
今回は、インタビュー形式でお伝えしますね。

―オキタさんにコンサルをお願いすると、倒産しかけていた中小企業もV字回復、そこから急成長を遂げて経営が安定するそうですね。依頼者が口を揃えて仰るのは、「オキタさんの発想力には目からウロコが落ちる」ということ。その発想力の原点は、どこにあるのですか?

オキタ:まずね、中谷彰宏の企画塾』という本。ぼくはこれを、22歳くらいのの頃に読みました。もう古い本だから、今はKindleでしか読めないかもしれない。でも、今読んでも古さを感じさせないと思う。

中谷彰宏の企画塾 (サンマーク文庫―生き方を変えるビジネス塾シリーズ)

―「企画塾」ですか? オキタさんらしいですね。でも、「企画なんて自分には関係ない」って思っている人には、向かない?

オキタ:いやいや、そんなことはないの。どんな仕事にもクリエイティビティは必要なの。たとえば、子育てなんてクリエイティビティの塊だよね。「人を作る」っていうのは、最大のクリエイトでしょ? 一人の人生の人格をつくるんだもん。
中高生が自分の人生をデザインしていくっていうのも企画。だから、企画力はすべての人にとって必要なんだよ。

―ほかに、中高生の頃にオキタさんが読んで感銘を受けた本ってありますか?

オキタ:D・カーネギー『人を動かす』と、『道は開ける』

人を動かす 文庫版

道は開ける 文庫版


この本、すごいよ。怒ってる人が、最後にファンになっちゃうの。こういうふうに考えることによって、怒ってる人もファンになるよって本。怒らしたからダメなんじゃなくて、怒らしてからが本当の勝負。「嫌われても好かれる」なの。
これを読んでね、オレ、やれるかもって思った。自分も何かを成し遂げることができる、と思ったの。一代で財をなそうと思った、原点。

―そして、今のオキタさんがあるわけですね。成功者の「原点」なら、ぜひ読んでみたいですね。あと何か読んでおいたらいいよって本、ありますか?

オキタ『未来の年表』

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

―どうして?

オキタ:そのまんまだから。そうなるから。未来は、この本の通りになるから。そうなることを考えて、自分の人生をデザインすべき。
この前さ、「海外に行きたいんです」っていう高校生に出会ったの。東京都の予算で毎年、海外に何人か行かせてもらえるんだって。それを使って海外に行きたいって言うのね。
じゃあ、なんで海外に行きたいの?って聞いたら、「日本はおもしろくないから」って言うの。
本当にそうなのかな? 日本は、本当にそんなにおもしろくない国なのかな?
その高校生はね、「目が輝いている大人がいないから、日本はおもしろくない」って言うの。
だからね、マイケル・ジャクソンの「Man in the mirror」を知っているかと聞いた。これはね、「世界を変えたいと思うなら、鏡の中に写っているその男(つまり自分自身)から変えるべきだ」っていう歌。

www.youtube.com

わかる? 目が輝いている大人がいないから海外に行きたい、なんてのはチョー受身じゃん。そんなこと言うヒマあったら、まずお前が輝けよ、って話なんだよ。
そういうヤツに限ってさ、「じゃあ、海外行って、何したいの?」って聞くと、何にもないの。バスケやりたいとか、映画監督なりたいとか、具体的な何かがあるなら海外行くのもいいと思うんだけどね。具体的なコンテンツもないのに海外に行くのはもったいないよね。
だってさ、コンテンツの豊富さで言えば、日本ってすごい国だよ? 
残念ながら、今の日本はコンテンツがあっても人々に自信がないの。でもね、自信がないだけで、コンテンツはあるの。だからね、輝きたければ、わざわざコンテンツの無い海外に行くより日本にいたほうが、ずっと「自分が輝けるコンテンツ」を見つけられるの。
その可能性が高まるの。

―コンテンツって、何ですか? 今さらですが・・・。

オキタ:何でもいいの。スポーツでもいいし、プログラミングでもゲームでも、アートでもビジネスでも。何でもいいの。コンテンツは何だっていいから、自分が人に影響を与える人になりなさいって、その高校生にはアドバイスしたよ。
日本はね、世界最古の国家なの。でね、二万五千以上の老舗があるんだよ。すごくない?
そんな国、日本だけだよ。100年以上続いている会社が、ものすっごいあるの。
コンテンツはいっぱいあるんだから、日本には。

《高学年・中高生向け・本》君たちはどう生きる?

今日のオススメ本は、君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

最近、コミックス版が出て、再注目されている作品ですね。

ご紹介くださった方からのメッセージを転載します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

小学生高学年以上ですかねえ(´・ω・`)

そもそも岩波文庫ってだけで敷居が高いって子もおるかもしらんので。

敢えて漫画版お勧めしません。この内容の本は時代性も含めて君たちの生まれるはるか前の戦前の頃にもこういう本が読まれていて書かれていたんだってことを感じてほしいと思うんですよねえ。

コペル君という少年が夜のデパートの屋上から暗くなっているのだけれど、灯りが家々でともっている風景を眺める部分がとくにおいらは好きです。

この東京の街のそれぞれの家々でその数だけ人々がいていろいろな営みをしているという鳥瞰する視線とそれぞれがいろいろな役割を果たして世の中が成り立っているんだという話をされて感銘を受けるくだりとか。

絵の力を借りずに頭の中で活字をかみ砕くことで頭にイメージを広げてほしいなあ・・・という願いを込めて、大学に入ってくる学生に早い段階でおいらは勧めております。

もともと若い人向けの教養学習文庫的な全集に吉野源三郎が描いたものですので当時のレベルでもわかりやすく記述するように努めておりますので上記対象年齢でもおいらは大丈夫だと思います。

そして時代的に違和感を感じる部分については親御さんとの対話のきっかけとして一緒に読むくらいの感じで紹介してみたらいかがでしょうか。

親御さんの方がむしろ忘れていたことやあまり考えたことがなかったこと等、新たな発見や親として子供問いかける際のきっかけや端緒を意外な形で発見することになるかもしれませんよ(`・ω・´)ゞ( `ー´)ノ


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

コミックス版ではなく、がんばって活字で読んでほしいとのことですが、
岩波文庫の表紙が「むずかしそうー」って気持ちにさせるなら、

開けたくなりそうなバージョンの表紙も貼り付けておきますね♡

君たちはどう生きるか

 

《全学年向け・映画》たまにはインド映画なんて、いかがかしら。

本日は、インド映画を2本ご紹介します。

一本目は「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

バジュランギおじさんと、小さな迷子 [Blu-ray]

推薦者の方からのコメントは次のとおりです。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「バジランギおじさん」の朴訥な善人なキャラ。
そしてこの女の子の演技のすばらしさ。
ネタバレになるのでいろいろ書かないんですが、国境とは何か国とは宗教的な対立とは何かをも考えさせられるヒューマンストーリーです。その壁にはばまれ、母の下に帰れなくなっている小さな女の子のことを可哀想に思い、宗教的な教義と教えを踏まえた上で、でも自らの正義に反すると、敢然と立ち向かう愛と正義の使徒、ごく普通の善人のおじさん(´・ω・`)(`・ω・´)ゞ
昨年度のインド映画の中でもうピカイチっす(´・ω・`)(`・ω・´)ゞ( `ー´)ノ
劇場で観たかったのですが、やむなくDVDだったのですが、もうね、滂沱(ぼうだ)の涙でした(´;ω;`)ウゥゥ
コロナの関連で学校お休みしている間に世界にはいろいろな映画を作っている人々がいて、いろいろな映画を作っている国があるんだってこと、そしてその外縁でいろいろな国と国の関係、いろいろな宗教的なややこしいお話を踏まえて生き抜いていかないといけない人々がいるんだってところまで、お子さんと親御さんで共有していかれるとしたらこれは時間の使い方としてはものすごく有用なひと時になるのではないかとおいら思うので推薦する次第でございます、はい(`・ω・´)ゞ( `ー´)ノ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

2本目は「きっと、うまくいく」

きっと、うまくいく(字幕版)

 

これもインド映画なのですよ。

以下、推薦者の方からのコメントです。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『きっと、うまくいく』(3 Idiots)は、2009年公開のインドの映画。したまちコメディ映画祭では、『3バカに乾杯!』のタイトルで上映された。出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 この映画をわたしは、大学の教授の授業で、一部、みましたがとても楽しくて友情を感じました。とても長い映画ですが、還暦を迎えようとしている私でさえも感動をしました。若いみなさんならもっと感動し笑いあえることでしょう。英語版をみると英語の学習にもなります。

日本語版を有料でもみることができます。まずは英語版を探してみてください。そのあとに日本語版をみると意味がわかったおもしろいとおもいます。異文化を知るためにもおすすめします。英語版タイトルは「3 Idiots」です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

同じ日に、別々の方からインド映画を推薦されました。
管理人の私も、ちょっとおどろいた。(^▽^)
実は私も、インド映画は観たことがないので、この機会に見てみようと思います。