今日のオススメ本は、『君たちはどう生きるか』
最近、コミックス版が出て、再注目されている作品ですね。
ご紹介くださった方からのメッセージを転載します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小学生高学年以上ですかねえ(´・ω・`)
そもそも岩波文庫ってだけで敷居が高いって子もおるかもしらんので。
敢えて漫画版お勧めしません。この内容の本は時代性も含めて君たちの生まれるはるか前の戦前の頃にもこういう本が読まれていて書かれていたんだってことを感じてほしいと思うんですよねえ。
コペル君という少年が夜のデパートの屋上から暗くなっているのだけれど、灯りが家々でともっている風景を眺める部分がとくにおいらは好きです。
この東京の街のそれぞれの家々でその数だけ人々がいていろいろな営みをしているという鳥瞰する視線とそれぞれがいろいろな役割を果たして世の中が成り立っているんだという話をされて感銘を受けるくだりとか。
絵の力を借りずに頭の中で活字をかみ砕くことで頭にイメージを広げてほしいなあ・・・という願いを込めて、大学に入ってくる学生に早い段階でおいらは勧めております。
もともと若い人向けの教養学習文庫的な全集に吉野源三郎が描いたものですので当時のレベルでもわかりやすく記述するように努めておりますので上記対象年齢でもおいらは大丈夫だと思います。
そして時代的に違和感を感じる部分については親御さんとの対話のきっかけとして一緒に読むくらいの感じで紹介してみたらいかがでしょうか。
親御さんの方がむしろ忘れていたことやあまり考えたことがなかったこと等、新たな発見や親として子供問いかける際のきっかけや端緒を意外な形で発見することになるかもしれませんよ(`・ω・´)ゞ( `ー´)ノ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コミックス版ではなく、がんばって活字で読んでほしいとのことですが、
岩波文庫の表紙が「むずかしそうー」って気持ちにさせるなら、
開けたくなりそうなバージョンの表紙も貼り付けておきますね♡