臨時休校の小中高生にオススメしたい映画・ドラマときどき本

突然の臨時休校で、持て余した時間で読書をしてみませんか? 映画やドラマを見てみませんか? 学年別にオススメ映画・ドラマ・本を載せていきます! 参考にしてください。

《高校生向け・本》漱石からあなたへ。

昨日のオキタさんのことばは、強烈でしたね。
「まずはお前が輝け!」
目を輝かせて生きていきたいと思うけれど、現実はそう簡単ではなくて・・・。


そんなふうに思った人も多いんじゃないかな?

明治時代の文豪・夏目漱石だってすごくすごく悩みながら生きた。
文豪として100年以上も名を馳せ、高校国語の教科書にもその作品が必ず採択されている夏目漱石
きっとキラキラ目を輝かせて、誰もが羨む人生を歩んだんだろうなって思ってない?
そんなことないよ。漱石は、とても悩み多き人生を過ごしたの。
そんな漱石さんと、本を通じて対話してみませんか?

今日のオススメ本は、夏目漱石『私の個人主義です。

私の個人主義 (講談社学術文庫)

推薦してくださったのは、山梨県の高校で国語を教えていらっしゃる上原雅志先生です。上原先生からのコメントは、次のとおり。

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「努力」は尊いものですが、「努力」そのものを他人に求めたり、自分に課したりするのは、なかなか大変なことです。得たいのは、努力を後押ししてくれる「力」です。それは、きっと夢とかあこがれのようなものだと思います。人を迷いや苦しみから救い出すのは、何かしら自分を惹きつけてやまないものとの出会い、その出会いの価値に対する確信です。「私の個人主義」は漱石自身の若い時代の体験に基づいて、学生向けに語られた講演内容です。漱石の苦悩と「自己本位」に至る克服とが、真率に語られています。

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